CONTACT

Archive

学会活動アーカイブ

カテゴリー:お知らせ

日本アニメーション学会第23回大会 第6通信

2021.06.23 カテゴリー:大会

日本アニメーション学会第23回大会実行委員長
松本淳(敬和学園大学)

学会第23回大会(6月26日(土)~27日(日))について、概要集を公開いたします。

日本アニメーション学会第23回大会概要集_公開版(PDFファイル)

今現在、大会申込ページおよび参加の手引きの準備が整っており、参加申込をお受付しております。参加申込みいただければ、大会Slackに参加のうえ、研究発表をはじめとする大会プログラムのアーカイブが一定期間視聴できる予定です。

みなさまのご参加をお待ちしております。

▼申込みページ(Peatix)
https://jsas-rc23th-online.peatix.com/
※参加費は一律3,000円です。
※本大会は大会終了まで受け付けておりますが、スムーズなご参加のために早めの申込みをお願い致します。

▼大会参加の手引き
https://www.jsas.net/conference.html
※上記ページのリンクから参照してください。
※参加申込に関する問い合わせはconference2021@jsas.net(@を半角@に変えて下さい) までお願いします。

▼大会Twitterアカウント
https://twitter.com/jsasconf2021
※本大会の最新情報をご案内します。Twitterをお使いの方はフォローお願いします。
——————————————————————————–
大会実行委員会:
実行委員長:松本淳(敬和学園大学)
実行副委員長:須川亜紀子
実行委員(順不同):石田美紀、津堅信之、米村みゆき、布山タルト、キム・ジュニアン
大会協力者:伊藤千佳子(蕗谷虹児記念館)
——————————————————————————–
お問い合わせ:conference2021@jsas.net(@を半角@に変えて下さい)

日本アニメーション学会主催「日本アニメーション学会賞2021」 選考結果・贈賞式のご報告

2021.06.17 カテゴリー:学会賞

研究・教育委員会+事務局

本年度「日本アニメーション学会賞2021」の選考結果が決定いたしましたので、下記の通り、ご報告申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日本アニメーション学会主催「日本アニメーション学会賞2021」
選考結果・贈賞式のご報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■日本アニメーション学会賞2021:
『東映動画史論 経営と創造の底流 』
木村 智哉 著 (2020年 日本評論社刊)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<贈賞式>
日時:2021年6月27日(日)17:20
日本アニメーション学会第23回大会(オンライン開催)にて配信
※大会参加には参加費が必要となります。詳細は以下をご確認ください。
https://jsas.net/conference.html

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<選考委員>
権藤俊司(東京工芸大学芸術学部アニメーション学科 准教授)
野口光一(東映アニメーション企画部 シニアプロデューサー)
萩原由加里(帝京大学文学部日本文化学科 講師)
吉村浩一(法政大学文学部心理学科 教授)
米村みゆき(日本近現代文学研究者/専修大学文学部 教授)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※贈賞理由ならびに日本アニメーション学会賞についての説明は以下のPDFをご覧下さい。

日本アニメーション学会賞2021プレスリリース(PDF)

日本アニメーション学会第23回大会 第5通信

2021.06.13 カテゴリー:大会

日本アニメーション学会第23回大会実行委員長
松本淳(敬和学園大学)

学会第23回大会(6月26日(土)~27日(日))について、以下の通り大会申込ページおよび参加の手引きの準備が整いましたのでご連絡いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。

▼申込みページ(Peatix)
https://jsas-rc23th-online.peatix.com/
※参加費は一律3,000円です。
※本大会は大会終了まで受け付けておりますが、スムーズなご参加のために早めの申込みをお願い致します。

▼大会参加の手引き
https://www.jsas.net/conference.html
※上記ページのリンクから参照してください。
※参加申込に関する問い合わせは conference2021@jsas.net までお願いします。

▼大会Twitterアカウント
https://twitter.com/jsasconf2021
※本大会の最新情報をご案内します。Twitterをお使いの方はフォローお願いします。

大会概要は6月17日(木)を目処に改めてご案内致します。


大会実行委員会:
実行委員長:松本淳(敬和学園大学)
実行副委員長:須川亜紀子
実行委員(順不同):石田美紀、津堅信之、米村みゆき、布山タルト、 キム・ジュニアン
大会協力者:伊藤千佳子(蕗谷虹児記念館)


 

日本アニメーション学会第23回大会 第4通信

2021.06.05 カテゴリー:大会

日本アニメーション学会第23回大会実行委員長
松本淳(敬和学園大学)

来る6月26日(土)〜27日(日)の学会第23回大会の開催に向け、大会実行委員会では準備を進めております。本通信では、期間中に行われる(1)シンポジウム、(2)研究発表、(3)学会賞記念講演、(4)懇親会についてご案内します。

なお、本大会は東京などにおける緊急事態宣言の延長など、コロナ禍の影響が続いていることを勘案し、完全オンラインでの実施となります。申込みから各種内容への参加、アーカイブの参照まで全てオンラインで行って頂きますので、現在、実行委員会では大会ツールに加え、手引書を作成しております。詳細は次の通信にてお知らせ致しますので、もうしばらくお待ちください。

 


(1)シンポジウム

 

●第1部
>>「漫画家・寺田ヒロオの軌跡 ー新発田市、トキワ荘、スタジオゼロー」
日時:6月26日(土)13:00〜14:30

登壇者:竹内和宏(寺田ヒロオ研究会代表)/中野晴行(フリーライター)/鈴木伸一(漫画家・アニメーション作家)
モデレーター:津堅信之(アニメーション研究)

●第2部
>>「蕗谷虹児、女性、そして子ども 少女雑誌からアニメーションまで」
日時:6月26日(土)14:30〜16:00

登壇者:伊藤千佳子(蕗谷虹児記念館)/石田美紀(新潟大学)/須川亜紀子(横浜国立大学)

※上記内容は変更となる場合があります。

 


(2)研究発表

 

◆ 一般発表(Zoomを用いたリアルタイム発表)
日時:6月27日(日)10:00〜12:00

・有吉末充(法政大学)
 >>トルンカ作品におけるヴァーツラフ・トロヤンの音楽ー民族性の表現とその受容
・バロリ・アルバナ(新潟大学大学院現代社会文化研究科博士研究員)
 >>アルバニアの社会主義時代を描く1980年代の大人向けアニメーション
・清家美佳(東京藝術大学大学院映像研究科後期博士課程)
 >>相原信洋作品における表現の転換ー『妄動』を中心としてー
・森友令子(大阪芸術大学非常勤講師)
 >>キャラクターアニメーションに求められるアニメーターの演技力

 

◆ 一般発表(オンデマンド)
※会期中、いつでもご覧頂けます。

・出井甫(弁護士・内閣府知的財産戦略推進事務局参事官補佐)
 >>デジタル化がもたらしたアニメ産業の歴史的変革とこれからーWith コロナ時代におけるUGCとの関わり方を中心にー
・黄星皓(横浜国立大学都市イノベーション学府建築都市文化コース修士課程)
 >>中国のアニメーション映画(1978-88年期)におけるナショナリズムーー『三個和尚』(1980)と『超級肥皂』(1986)を中心に
・布山タルト(東京藝術大学大学院映像研究科)
 >>アニメーション教育とスポーツ教育の領域横断についての一考察
・宮﨑しずか(比治山大学短期大学部)
 >>共創による幼児向けアニメーション制作

 

◆ パネル発表(Zoomを用いたリアルタイム)
日時:6月27日(日)13:00〜16:00

パネル1:アニメ産業の姿を明らかにする取り組みーーその必要性と教育・ビジネスモデルからのアプローチ
・松本淳(敬和学園大学人文学部:司会)
 >>アニメ産業定義の必要性とその可能性
・増田弘道(株式会社ビデオマーケット/専修大学ネットワーク情報学部)
 >>アニメ産業教育への取り組み
・森祐治(株式会社電通コンサルティング/デジタルハリウッド大学大学院)
 >>アニメ産業におけるビジネスモデルの分類

パネル2:アニメーションと「動物」
・川口茂雄(甲南大学)
 >>〈アグリカルチュラル〉なイマジネーション、〈マテリアル〉のイマジネーション ーー2010年代深夜アニメ作品における肉と金属
・米村みゆき(専修大学:司会)
 >>宮沢賢治の「動物」からスタジオジブリのアニメーションへ
・清水知子(筑波大学)
 >>動物とヴィランズ ーーネズミの王国の「悪い女」たち

パネル3:アニメファン文化とアーカイブ
・丹羽明子(石ノ森章太郎ファンクラブ)
 >>1980年前後のアニメファン文化ーー石ノ森章太郎作品を例に
・丹羽真人(一般:司会)
 >>アニメファンの熱量の可視化とアーカイブによる知的財産活用と次世代への継承

 


(3)2020年度学会賞受賞記念講演

 

日時:6月27日(日)16時〜17時10分
講師:宮本裕子(明治学院大学言語文化研究所研究員、明治学院大学・東京造形大学・法政大学非常勤講師)
題目:「フライシャー・アニメーションの空間」
概要:アメリカにおける初期アニメーション的な空間を、サイレント期を通じて保持したフライシャー兄弟のアニメーション空間が、装置や技術、映画の形式的変化との関係のなかでいかに変遷し、複数の有り様を提示しているかについて検討する。

※講演終了後の17時20分から、2021年度学会賞授賞式を行います。

 


(4)Zoom懇親会

 

6月27日(日)大会全プログラム終了後(17時半頃〜)から1時間程度、同じZOOM上でオンライン懇親会を行います。久しぶりの知人へのご挨拶、発表者への質問、コメント、雑談などをお楽しみください。
メインルーム:雑談場
ブレイクアウトルーム:発表者など(ブレイクアウトルームに別れる前に、メインルームで詳細をご案内します)
参加申込不要、入退室自由。
用意するもの:飲み物、スナックなどご自由に。

※Zoomアプリのアップデートをしておいてください。

大会申込み方法・申込みページはまもなくご案内致します。もうしばらくお待ちください。

 


大会実行委員会:

実行委員長:松本淳(敬和学園大学)
実行副委員長:須川亜紀子
実行委員(順不同):石田美紀、津堅信之、米村みゆき、布山タルト、 キム・ジュニアン
大会協力者:伊藤千佳子(蕗谷虹児記念館)


 

日本アニメーション学会第23回大会 第3通信

2021.04.23 カテゴリー:大会

日本アニメーション学会第23回大会実行委員長
松本淳(敬和学園大学)

来る6月26日(土)~27日(日)に学会第23回大会を開催すべく、現在実行委員会では準備を進めております。前回大会同様オンラインでの開催となりますが、「アニメの歴史と地方そして多様性」というテーマを掲げ、同テーマをはじめ様々なテーマに関する研究発表を募っております。この発表申込(エントリー)の締切りが連休明けの【5月6日(木)】に迫って参りました。

今大会では、リアルタイム/オンデマンドを選択できる一般発表に加え、2~4人の発表者によるパネル発表も募集しています。提出書類など詳しくは、下記ページをご確認ください。

日本アニメーション学会第23回大会研究発表エントリーについて https://www.jsas.net/conference2021entry.html

皆さまのご参加をお待ちしております。

——————————————————————————–

大会実行委員会:

実行委員長:松本淳(敬和学園大学)
実行副委員長:須川亜紀子
実行委員(順不同):石田美紀、津堅信之、米村みゆき、布山タルト、 キム・ジュニアン
大会協力者:伊藤千佳子(蕗谷虹児記念館)

——————————————————————————–

お問い合わせ

info@jsas.net(@を半角@に変えて下さい)

日本アニメーション学会第23回大会 第2通信

2021.03.17 カテゴリー:大会

日本アニメーション学会第23回大会実行委員長
松本淳(敬和学園大学)

2021年も新型コロナウィルス感染拡大の影響が続き教育や研究に大きな影響が生じています。苦しい状況の続く会員の皆様も多くおられると思います。謹んでお見舞い申し上げます。

さて、そのような中でのお知らせとなりますが、既にお知らせのとおり、前回大会同様オンラインでの開催となりますが、新潟県新発田市にある蕗谷虹児記念館のご協力を得て、「アニメの歴史と地方そして多様性」というテーマを掲げ、様々な研究発表を募り、シンポジウムを行ってまいりたいと考えています。

リアルな会場での大会とは異なり、慣れない環境で不便をおかけすることがあるかと思いますが、オンラインならではのメリットも前回大会でも見いだすことができました。例えば、物理的な移動の困難や、介護・育児等によりなかなか参加できなかった会員も、在宅で参加しやすくなるといった点が挙げられておりました。ぜひこの機会に積極的なご参加をお願いいたします。


日本アニメーション学会第23回大会
●会期:2021年6月26日(土)・27日(日)
●会場:Zoomを用いたオンライン開催


●研究発表のエントリーについて大会の研究発表を募集します。

●発表方法:ZOOMによる発表形式
●発表者資格:日本アニメーション学会会員で、2020年度までの会費を納入していること。
●応募期間:2021年3月22日(月)〜2021年5月6日(木)
●応募方法:以下のページをご覧下さい。
 ▶日本アニメーション学会第23回大会 研究発表エントリーについて(会員向け)

●募集形式
(1)一般発表: 1枠あたり発表人数1名(共同研究の場合は1組)
 全体25分(発表20分、質疑応答5分)
 ※リアルタイム発表かオンデマンドビデオ発表かをご応募の際のメールでお示しください。

 (2)パネル発表:1枠あたり発表人数は2〜4人
 全体55分(発表30分、討論25分)
 ※パネル発表は発表者側が設定した一つのテーマの下で複数の発表者全員がそれぞれ「独自の発表」を短めに行い、「主に議論する」枠となります。
 ※リアルタイム発表のみとなります。

皆さまのご参加をお待ちしております。

——————————————————————————–
大会実行委員会:
実行委員長:松本淳(敬和学園大学)
実行副委員長:須川亜紀子
実行委員(順不同):石田美紀、津堅信之、米村みゆき、布山タルト、 キム・ジュニアン
大会協力者:伊藤千佳子(蕗谷虹児記念館)
——————————————————————————–

お問い合わせ
info@jsas.net(@を半角@に変えて下さい)

日本アニメーション学会第23回大会・総会 第1通信

2021.01.23 カテゴリー:大会,総会

日本アニメーション学会第23回大会実行委員長
松本淳(敬和学園大学)

日本アニメーション学会第23回大会・総会についてのお知らせとなります。

前回第22回大会同様オンラインでの開催となりますが、新潟県新発田市にある蕗谷虹児記念館のご協力を得て、「アニメの歴史と地方そして多様性」というテーマを掲げ、様々な研究発表を募り、シンポジウムを行ってまいりたいと考えています。

——————————————————————————–
会期:
2021年6月26日(土)・6月27日(日)
会場:
オンライン開催
開催校:
敬和学園大学( https://www.keiwa-c.ac.jp/
※オンライン開催につき会場ではありません。
※研究発表の募集開始は3月を予定しております。
※大会プログラムなど詳細は現在調整中です。追ってお知らせ致します。
——————————————————————————–

1898年に新発田市で生まれた蕗谷虹児は、竹久夢二に才能を認められ上京し挿絵画家として活躍した後、パリ留学を経てモダンさに加えトランスジェンダーを感じさせる「叙情画」を確立させました。その後、東映動画で『白蛇伝』のパイロット映像とも位置づけられる短編アニメーション『夢見童子』(1958)の制作に構成と原画で参加した人物でもあります。

新型コロナウイルスの影響が続くなか社会の分断を象徴するような出来事が国内外で続いています。このような状況であるからこそ、アニメーションが示すことができる可能性を地方から探りたいと思います。前回大会の経験も活かしながらオンライン開催とすることで各地を結び、実り多い大会とできればと考えております。

実行委員長:松本淳(敬和学園大学)
実行副委員長:須川亜紀子
実行委員(順不同):石田美紀、津堅信之、米村みゆき、布山タルト、 キム・ジュニアン
大会協力者:伊藤千佳子(蕗谷虹児記念館)
——————————————————————————–

大会実行委員会事務局:
〒957-0062 新潟県新発田市富塚1270 敬和学園大学内
電話:0254-26-3636(大学代表)、MAIL:conference2021(at)jsas.net( (at)を@に変えてください )
※大会実行委員会へのお問い合わせ等はメールにてお願いします。

第25期日本学術会議新規会員6名の任命拒否に関する抗議声明

2020.10.19 カテゴリー:その他

日本学術学会が本年10月1日に発表した新規会員推薦者105名のうち、菅義偉内閣総理大臣によって6名の任命が拒否されたことが明らかになりました。本学会は日本学術会議の協力学術研究団体である立場から、今回の任命拒否に関して、学問の自由を脅かす重大な問題だと受け止めております。

本学会は、新規会員推薦者105名の名簿から6名が除外された経緯の説明と、6名の速やかな任命を強く求めます。

 

日本アニメーション学会 会長
須川亜紀子

2020年10月18日

「日本アニメーション学会賞2020」選考結果のお知らせ

2020.09.08 カテゴリー:お知らせ,学会賞

本年度「日本アニメーション学会賞2020」の選考結果が決定いたしましたので、下記の通り、皆さまにご報告申し上げます。


■日本アニメーション学会賞2020:
『フライシャー兄弟の映像的志向 ―混淆するアニメーションとその空間 』
宮本 裕子 著 (2018年 明治学院大学機関リポジトリ/2020年 水声社刊)


■特別賞:
『富野由悠季の世界』展と『高畑勲展』 二つの展覧会の企画に対して

〇「富野由悠季の世界」展企画チーム (福岡市美術館、兵庫県立美術館、
島根県立石見美術館、静岡県立美術館、富山県美術館、青森県立美術館、神戸新聞社)
〇東京国立近代美術館/株式会社NHKプロモーション(『高畑勲展』)


<贈賞式>
日時:2020年9月13日(日)14:30~15:00
日本アニメーション学会第22回大会(オンライン開催サイト*)にて配信
※https://jsas.net/conference.html のリンクよりアクセス
※大会参加には参加費が必要となります


<選考委員>
石田美紀(新潟大学経済科学部 教授)
権藤俊司(東京工芸大学アニメーション学科 准教授)
須川亜紀子(横浜国立大学 都市科学部/都市イノベーション研究院 教授)
鷲見成正(慶應義塾大学 名誉教授)
米村みゆき(日本近現代文学研究者/専修大学文学部 教授)


プレスリリース(PDF)


■贈賞理由

学会賞/宮本 裕子 著『フライシャー兄弟の映像的志向 ―混淆するアニメーションとその空間』

我が国ではフライシャー兄弟によって制作されたアニメーション作品は一般によく知られているが、制作者である兄弟の知名度はディズニーに比べると必ずしも十分とはいえない。二〇一八年五月に明治学院大学機関リポジトリにて公開された宮本裕子氏の博士論文に基づく氏の著作は、このフライシャー兄弟のアニメーションを取り上げて、その映像作品の歴史的・社会的な位置づけ、作品制作の方法論および開発された作成装置、そこから導き出される映像論に関する考察などを詳しく論じた労作である。 実写映像の空間とアニメーション映像の空間の混在がフライシャー作品の主たる特徴とみなされ、この複雑多様な空間特性の混淆がもたらす映像の一体化を「映像的志向」という思考の枠組みで説明していこうというのが著者の狙いといえる。今日のデジタル技術の目覚ましい進歩発展は実写映像とアニメーション映像との垣根を外し、まさしく複雑空間の混淆をアニメーションにもたらしている。本書が目指す「映像的志向」の概念は、今後メディア研究の発展とともに密接なつながりをもって展開されることとが予想される。本書の中で「志向」の概念化と論述過程の記述にやや不明確な点が認められるが、フライシャー・アニメーションを見直すことでディズニーとは異なる次元の知識体系をフライシャー作品に賦与した本書の功績は高く評価される。今後の研究内容の一層の充実と発展が期待される。(選考委員・鷲見成正)

特別賞/『富野由悠季の世界』展と『高畑勲展』二つの展覧会の企画に対して
〇「富野由悠季の世界」展企画チーム/〇東京国立近代美術館、株式会社NHKプロモーション

「富野由悠季の世界」(福岡市美術館他、2019/6-)と「高畑勲展-日本のアニメーションに遺したもの」(国立近代美術館他、2019/7-)は、美術館におけるアニメーション展示の結節点となる展覧会であった。 近年、アニメーション展覧会は増加と多様化の一途をたどっており、そのアプローチも様々である。例えばシュヴァンクマイエルやバックのような「作家」を取り上げる場合、古典的な美術館の制度に沿って、人形や原画が芸術家個人の創作物として取り扱われる傾向にある。 他方、商業アニメーションに関しては、ジブリやピクサー等の会社単位でその制作システムを総体的・啓蒙的に示す展覧会があり、さらにその中の個人の業績にスポットを当てた展覧会も多く開催されている。とはいえ、後者の場合、アニメーター(安彦良和、近藤勝也、近藤喜文)や美術(男鹿和雄、山本二三)、メカデザイナー(大河原邦男)等、職種として「絵」の面に偏してきたことは否めない。 このような状況に対して、基本的に「絵」を描かない演出家である富野と高畑を取り上げ、集団作業であるアニメーション制作の中から「演出」のプロセスをいかにして可視化するかという困難な課題に取り組んだ二つの展覧会は画期的である。 「高畑勲展」に関しては、とりわけ『太陽の王子ホルスの大冒険』関連が充実していた。制作素材に加えて、今回公開されたスタッフや会社の内部文書が、今後の高畑研究や東映動画研究のベースとなっていくことは間違いない。 「富野由悠季の世界」では、あえて時系列ではなく、テーマ別の読解に踏み込んだ構成が刺激的であった。また、企画・執筆がアニメーションプロパーの研究者ではなく、各美術館の学芸員によって行われたこともアニメーション研究の定着と拡がりを象徴する点である。 両者が期せずして同年に開催されたことはアニメーション研究において重要な意義を持つと考え、選考委員会の総意として本年度の特別賞に選出した。(選考委員・権藤俊司)

■「日本アニメーション学会賞」について

「日本アニメーション学会賞」は日本アニメーション学会(1998年創立/www.jsas.net)の創立15周年記念事業として2014年に創設されました。 「日本アニメーション学会賞」は主としてアニメーション研究者の顕彰・奨励を目的としております。またその授賞対象は会員に限らないものとしました。これは現状においてはアニメーションあるいはメディア芸術の分野における顕彰・奨励が伝統的な分野とは異なり作家・クリエイター中心であり、創り手以外の研究者や教育者・批評家などへの顕彰・奨励の機会はごく限られたものであるからです。本学会員の間でも、かねてよりこれを解消すべき大きな課題であるとする意見が少なからずありました。 本学会がこの賞を設けることにより、これまで顧みられることの少なかった研究者の顕彰、特に若手研究者の奨励を実現させたことは、学会としての社会的使命の一つを果たすことに繋がるのではないかと考えます。「日本アニメーション学会賞」がアニメーション分野あるいはメディア芸術分野の学術研究の活性化を促し、その一層の発展に寄与することを本学会員一同、心より願っております。 日本アニメーション学会ではこの賞を本学会会員皆の力で支え育て、末永くまた大きく発展させていきたいと希望しておりますので、関係各位の皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願い申しあげます。

日本アニメーション学会会長 須川亜紀子

 

日本アニメーション学会第22回大会【第3通信】参加申込みについて

2020.08.27 カテゴリー:大会

●参加申込み開始のお知らせ

大会の参加申込みを、以下の通り開始いたしました。
大会当日の申込みは出来ません。必ず事前の申込み期間中にお申し込み下さい。

申込み期間:8月27日(木)〜9月9日(水)
大会WEBサイトにてアカウントを作成した上で、クレジットカード決済または銀行振込にて参加費をお支払い頂けます。参加受付を完了すると、大会当日に同サイトから各プログラムにZOOM等でご参加頂けるようになります。

参加申込みの詳細については、以下のマニュアルをご参照下さい。
大会参加申込み方法マニュアル

大会WEBサイトは、以下からアクセスできます。
大会WEBサイト (大会当日までは参加申込み専用です)

 

●研究発表について

研究発表のプログラム内容と日時が決定しました。
それに伴い、全体のタイムテーブルにも変更がございます。
以下の大会プログラム概要にて、ご確認下さい。

大会プログラム概要(PDF)

 


日本アニメーション学会第22回大会 〜オンライン開催〜
・会期:2020年9月12日(土)・13日(日)
・会場:大会WEBサイト(https://jsas.net/conference.html からリンク)
・参加費:会員(一般):3,000円 / 会員(学生):1,000円
     非会員(一般):2,000円 / 非会員(学生):1,000円
※参加費は、大会WEBサイトからクレジットカード決済または銀行振込でお支払い頂きます。


〜プログラム〜

【1】渡辺泰先生追悼シンポジウム

本学会名誉会員・渡辺泰先生が2020年3月27日にご逝去されました。渡辺先生は共著『日本アニメーション映画史』等でアニメーション研究を牽引され、日本アニメーション学会特別賞、文化庁メディア芸術祭功労賞、東京アニメアワードフェスティバル功労賞を受賞されました。渡辺先生のご功績をあらためて振り返るとともに、みなさまとご一緒に渡辺先生を偲ぶ機会になることを願います。

◎日時:9月12日(土)13:00〜16:00
◎概要:

【第1部】
・鈴木伸一(東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム館長)「渡辺泰さんの功績と想い出」
・竹内オサム(同志社大学教授)「『ビランジ』での渡辺泰さん」
・安井喜雄(神戸映画資料館館長)「ありがとう 渡辺泰さん」※追悼映像

【第2部】
・横田正夫(第2代会長)「渡辺泰さんとのこと」
・小出正志(第3代会長)「渡辺泰先生ー謝辞と追想」
・桑原圭裕(西日本支部代表)「渡辺泰講座を振り返って」
・登壇者によるトーク

【第3部】
・追悼映像「渡辺泰先生の想い出」
(司会:萩原由加里、佐野明子)

◎担当:西日本支部、歴史研究部会、研究・教育委員会

 

【2】学会賞記念講演

2019年度の日本アニメーション学会賞の受賞者である西村智弘氏(映像評論家)による記念講演「わたしたちはアニメーションをどのように理解してきたか」を行います。西村氏のご著作『日本のアニメーションはいかにして成立したのか』は、日本における「アニメーション」概念の受容を歴史的視点から論じた労作として、リファレンスともなりうる実証性を備えていると評価され学会賞を受賞しました。

◎日時:9月13日(日)13:00〜14:30 <ZOOM>

 

【3】学会賞受賞式

2020年度の学会賞の授賞式を行います。

◎日時:9月13日(日)14:30〜15:00 <ZOOM>

 

【4】研究発表

◎研究発表1(ZOOM):9月12日(土)10:00〜12:00

・キム・ジュニアン『セル画に関する現象学的・高分子化学的研究を目指して:映像経験とその保存の問題』
・石田美紀『声優のスター化におけるアニメ雑誌の役割ー1970年代末の事例に即して』
・たつざわ さとし『東映動画発足の経緯の再検討』
・増田弘道『アニメーション産業研究について』

◎研究発表2(ZOOM):9月13日(日)10:00〜12:00

・平野泉『〈ホビーアニメ〉における「改造」の表象』
・宮崎しずか『アニメーション教育における一考──幼児心理学に基づくアニメーション制作の実践を通して──』
・有吉末充『異物としての子ども、再生する家族ーアニメと家族』
・アルト・ヨアヒム『戦争を語るアニメ、そしてその代品の絵本』

◎研究発表3(オンデマンド)会期中、常時視聴可能。

・王伸子『アニメのセリフに現れる非日常性 ー日本語教育の立場からー』
・佐分利敏晴『アニメーションからかたちを奪い去る』
・陳龑『「IP」という言葉から見る近年の日中アニメ産業の交流』
・布山タルト『アニメーション表現活動を通じたインクルーシブアート教育の実践』

 


大会実行委員会
実行委員長:須川亜紀子

実行委員:布山タルト、キム・ジュニアン、米村 みゆき、いがらしなおみ、
石田 美紀、小出 正志、佐野 明子、陣内 利博、津堅 信之、野村 康治、
萩原 由加里、松本 淳、横田 正夫、和田 敏克


 

エロ ビデオ 隠されたポルノ映画 セックスビデオ HD ポルノ アマチュアポルノビデオ sex hay sex hoc sinh phim sex khong che

すべての訪問者に寛大な カジノ x (casino-x) ボーナス。

ここ カジノ x オンライン カジノでは、各プレーヤーが高く評価されており、それは寛大なウェルカム ボーナスから常連客向けのプロモーションまで表現されています。 これは、勝つ可能性を高めるのに役立ちます。

ライセンスを取得したオンラインカジノカジノ xの安全性と信頼性は信頼できます。 Casino-X は厳格なセキュリティ基準に従い、高度な暗号化技術を使用してデータと資金を保護します。