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カテゴリー:お知らせ

「秋の研究集会@新千歳2026」のご案内

2026.08.27 カテゴリー:支部活動,東日本支部,研究・教育委員会,研究集会

投稿者:秋の研究集会運営委員 吉見 明希

今年も新千歳空港国際アニメーション映画祭の「連携プログラム」という形で、「秋の研究集会@新千歳」を開催する運びとなりました。
会員の皆さまからの研究発表を募集いたしますので、以下の概要をご確認の上、奮ってご応募ください。
―――――――――――――――――――――――――――――
「秋の研究集会@新千歳2026」開催概要
◎ 日時:2026年11月21日(土)
・13:00〜15:00 会員による研究発表(第一部)
・15:30〜17:30 会員による研究発表(第二部) 
※発表人数次第で午前10時からの三部構成を検討します。
・18:00〜18:30 2026年度学会賞の贈賞式

◎ 会場:新千歳空港国際線ターミナルビル2F会議室「ラベンダー」
◎ 参加費用:無料(一般のお客さまも入ります)
◎ 企画運営:東日本支部+研究・教育委員会
◎ 協力:新千歳空港国際アニメーション映画祭実行委員会
―――――――――――――――――――――――――――――
「第13回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」
◎ 日時:11/20(金) 〜 11/24(火)
◎ サイト:http://airport-anifes.jp/
―――――――――――――――――――――――――――――
【研究発表の申込み方法】
発表をご希望の方は、10月5日(月)までにお申し込みください。

《申し込みグーグルフォーム》
https://forms.gle/gUVNqWdEPv7hzvkp7
※1件あたり15分の発表と5分の質疑応答を予定しています。
※概要集の原稿(A4サイズ・1ページ・1200文字程度)締め切りは「10月26日(月)」です。
※今年もA0〜A1ポスターの掲示板と展示スペースを用意しています。
※応募資格は「当学会の会員資格を有する人」、大会規則に準じます。

《問い合わせ先・原稿提出先》
◎以下までご連絡ください。
秋の研究集会実行委員会 河原(kawahara@do-johodai.ac.jp)

※ @を@に変えてください。

西日本支部+教育研究部会 合同企画研究会当日タイムスケジュールのご報告お知らせ

2026.08.05 カテゴリー:お知らせ,教育研究部会,西日本支部

投稿者:西日本支部代表 一藤浩隆


お知らせしておりました、西日本支部・教育研究部会共同企画「アニメーションの第1コマ:学生ピッチ・フォーラム The First Frame: Student Pitch Forum」が無事終了いたしました。ご協力をいただいたみなさまには深くお礼申し上げます。最終的な発表者、および発表内容をご報告いたします。

開催概要
日程:2026年8月21日(金)
(「ひろしまアニメーションシーズン2026」会期:2026年8月19日(水)〜23日(日))
場所:JMSアステールプラザ 広島市国際青年会館 7F研修室
主催:日本アニメーション学会西日本支部・教育研究部会
参加費:無料

「ひろしまアニメーションシーズン2026」全体スケジュール
https://animation.hiroshimafest.org/schedule/

タイムテーブル
・開会のあいさつ

・第1部(10:05~10:40)
1、荒金友智美(指導教員:佐々木 淳)比治山大学
表題:受け手の経験から動き始めることば
要旨:本発表では、アニメーション視聴を起点として、受け手側からアニメーションを研究する第一歩について考える。私は、3人の「ひろしまアーティスト・イン・レジデンス」の作品を視聴し、頭に浮かんだキーワードを書き出した。その後、それらの語をつなげ、作品のテーマを文章化する活動を行った。この活動で重要なのは、作家の意図を当てることではなく、受け手が何を見て、何を感じ、どのようなことばを選ぶのかである。アニメーションを見たときに浮かぶことばには、受け手自身の様々な経験(読書経験やアニメ視聴経験等)、記憶、感覚が入り込む。そのため、同じ作品を見ても、立ち上がるキーワードやテーマ表現は人によって異なる。本発表では、作家の説明を聞かない状態で、作品を見た受け手の中にどのようなキーワードが生まれ、それらがどのようにつながって作品理解の文章へと展開していくのかを考察する。

2、堤玲奈(指導教員:佐々木 淳)比治山大学
表題:解釈の変容ーことばはかわる
要旨:本発表では、「ことばを動かす」という海外アニメーション作家の講義を踏まえ、受け手の中で立ち上がったキーワードや作品理解がどのように変容するのかを考える。私は、3人の「ひろしまアーティスト・イン・レジデンス」の作品を事前に視聴し、頭に浮かんだキーワードを書き出した。その後、それらをつなげて、作品のテーマを文章化する活動を行った。そこで生まれたことばは、映像だけから導かれるものではなく、受け手の様々な経験や感覚を通して選ばれたものである。講義では、作家自身のことばに触れた後に、自分が選んだキーワードが作家の考えとどこで重なり、どこでずれているのかを検討した。ここで重要なのは、作家の説明を唯一の正解とするのではなく、受け手のことばと作家のことばを比較することで、作品理解が拡大される、あるいは修正される過程である。本発表では、作家のことばに触れることで作品理解が拡大・修正され、ことばが動いていく過程を、受け手側からアニメーション研究を始める第一歩として位置づける。

3、岡崎真依(指導教員:林緑子)福山大学
表題:アニメ下請制作会社の構造的歪みと生存戦略
要旨:本発表の目的は、アニメ産業における制作会社の課題を考察する卒業研究の計画報告である。現代の日本アニメは、制作本数の増加、海外への配信やIP展開など、国内外への影響力を持つ産業として成長してきた。IPの保持や元請けとなる大手制作会社は、数年先まで制作スケジュールが埋まり、収入も増加した。その一方で、下請けの制作会社は、経済的成長に伸び悩んでいる。そこで本発表は、この構造的な歪みに対する改善案を検討したい。具体的には、制作会社の決算データなどを調査し、検討していく。その上で、JAniCAによる『アニメーション制作者実態調査』が、現場の労働環境や低単価の現状を詳細に数値化している点から参考になる。今後は、一藤浩隆(2026)『製造業としてのアニメーション: 制作現場は何を守ってきたのか』青弓社や、増田弘道(2020)『製作委員会は悪なのか?アニメビジネス完全ガイド』講談社などを手がかりとして研究を進めていく。本発表を通して、卒業研究を進めるための手がかりやコメントを得られることを期待している。

4、XU ZHONGZE(指導教員:宮﨑しずか)文化学園大学
表題:人生で初めて出会ったアニメーションから創作研究へ
要旨:今回の発表では、やや個人的な視点から、自分が最初に触れたアニメーションと、それが現在の研究とどのように関係しているかについて述べる。
物心がついた頃から、VCDでアニメーションを視聴していた記憶がある。初めて触れた作品の中でも、水墨アニメーションは特に強い印象を残した。なかでも『おたまじゃくしがお母さんを探す』はとりわけ印象的な作品である。初期の水墨アニメーション作品であり、技術的には未成熟な部分や、全体構成も比較的シンプルであると言える。しかし、童話を原作としているため、当時まだ理解力が十分でなかった自分にとっても把握しやすく、その分強く記憶に刻まれた。
そして2026年現在、自分は大学院において「中国東北部の民間シャーマニズムに基づく鉛筆手描きアニメーションの制作研究――民俗文化『仙家』を中心に――」というテーマで研究を行っている。『おたまじゃくしがお母さんを探す』の創作背景は、この研究テーマに至る契機の一つとして、重要な影響を与えている。

5、JIN RUI(指導教員:宮﨑しずか)文化学園大学
表題:三渲二技術による手描き風映像表現の研究
要旨:近年、アニメーションやゲーム制作では、写実的なCGだけでなく、手描きアニメーションのような表現を実現する非写実的レンダリングが広く活用されている。本研究では、3DCGを手描き風に表現する「三渲二(3D-to-2D)」技術に着目し、その表現手法や特徴について考察する。輪郭線や陰影、色彩表現などの要素が映像の印象に与える影響を整理するとともに、実際のアニメーション作品に用いられている表現手法を比較・分析する。また、Blenderを用いた制作実験を通して、NPR表現の制作工程や表現上の特徴について検証する。本発表では、三渲二技術の現状を整理するとともに、3DCGと手描き表現を融合した映像表現の可能性について考察する。

討議(10:30~10:35)
質疑(10:35~10:40)

休憩(10:40~10:45)

・第2部 同志社大学 (10:45〜12:00)
佐野明子・深川大路「同志社大学におけるアニメーションの授業実践」
(1)「ジョイント・リサーチ」(3年生実習科目)
1、清水 颯太(指導教員:佐野 明子、大井 将生、下嶋 篤)
表題:私と戦争とアニメーション
要旨:幼少期に『ONE PIECE』マリンフォード頂上戦争編を視聴した経験をきっかけに、アニメーションと戦争表現の関係に関心を持つようになった。大学では、戦時下のアニメーションを題材とした教材制作を行い、戦争の状況に応じてアニメーションの役割が、戦意高揚を目的としたプロパガンダから、戦後には反戦映画へと変遷していく過程を検証した。さらに、『スパイ撃滅』(1942)(神戸映画資料館所蔵)や『桃太郎 海の神兵』(1945)を対象にショット分析を実施し、ロングショットや視点ショットなどの映像表現が、戦争への一体感や感情移入を促す演出として機能していることを明らかにした。これらの研究成果を踏まえ、今後はアニメーション表現を定量的に分析する手法を発展させるとともに、映像制作や教育への応用を目指す。また、アニメーションを時代や社会を映し出す文化的メディアとして捉え、メディアリテラシーの向上につながる研究を実現したい。

2、徳谷 和純(指導教員:佐野 明子、大井 将生、下嶋 篤)
表題:デジタルアーカイブから学ぶ戦争アニメと多様な視点
要旨:本発表では、文化情報学部の授業「ジョイントリサーチ」で取り組んだ研究をもとに、デジタルアーカイブ「日本アニメーション映画クラシックス」(国立映画アーカイブ)を活用した戦争アニメの研究について報告する。本アーカイブを用い、動物を題材とした戦争アニメ9作品を対象に、動物の描かれ方の違いに着目し、作品ごとに与えられた動物のイメージや表現の特徴について考察した。さらにその成果を生かして、小中学生向けの模擬授業を実践するための教材を作成した。研究を通して得た学びは、戦争アニメだけでなく、幼少期から親しんできた「トムとジェリー」の見方にも新たな気づきをもたらした。身近な作品の見え方がどのように変化したのかにも触れながら、映像文化を学ぶことが物事の見方にどのような変化や広がりをもたらすのかを紹介する。また、一連の学びを踏まえ、将来、社会人や親として大切にしたい姿勢や、子どもたちへ伝えていきたい思いについても触れる。

3、長澤 亮太(指導教員:佐野 明子、深川 大路、星 英仁)
表題:トリガーデータセットを用いた「止め絵」の定量的研究
要旨:本発表は、同志社大学文化情報学部の必修科目「ジョイント・リサーチ」において実施した研究について報告するものである。本研究では、アニメ制作における作画コスト削減手法としての「止め絵(人物の静止)」に着目し、その技術継承に寄与すべく適切な使用方法の解明を試みた。分析素材として、国立情報学研究所(IDR)経由で提供された「トリガーデータセット」を利用した。タイムシート等の中間生成物からデータを収集して分析することで、止め絵の適切なフレーム数やカメラワークとの関連性、セル別の特性等を明らかにした。 本研究は、多様な作品の分析や音響との関連性、AIによる滑らかすぎる作画とは異なる「止め絵の本質的価値」の探求等、さらなる発展が期待できる。本研究を通じて培った、実社会のデータセットから仮説を立てて分析し、結論を導き出す一連の経験は、今後の卒業研究や実社会でのデータ駆動型の課題解決等にも大いに活かしていきたい。

(2)「卒業研究」(4年生卒論ゼミ)
1、福田 穂乃花、井上 未結、山内 穂乃香(指導教員:佐野 明子)
表題:グループで行うテレビアニメ「ハイキュー‼︎」研究
要旨:近年、バレーボールは世界的に競技人口の多いスポーツとして注目を集めており、バレーボールネーションズリーグ2026での日本代表の活躍などを背景に、国内外でさらなる盛り上がりを見せている。このような人気を受け、バレーボールを題材とした作品も数多く制作されている。その中でも、本研究では近年の代表的なスポーツアニメである「ハイキュー‼」を対象とする。本研究では、「ハイキュー‼」における主将とセッターに着目し、それぞれの描かれ方や役割を比較分析することで、セッターがどのような役割を担っているかを明らかにすることを目的とする。そのために、登場ショットの回数などの映像分析に加え、チームメイトへの声掛けのセリフを分析し、チーム内の関係性や物語展開の中で果たす役割について考察する。本研究は3名によるグループ研究であり、各自がアニメーションとの出会いや卒業研究を通じた将来の展望についても述べる。

2、安達 帆乃香(指導教員:佐野 明子)
表題:ディズニーアニメーションとの出会い
要旨:本発表では私がアニメーション研究を志したきっかけ、現在取り組んでいる卒業研究、そして将来の展望について述べる。幼少期にディズニー作品に親しみ、中学時代に鑑賞した『ファンタジア』を通して、セリフがなくても映像と音楽のみで豊かな表現が成立するアニメーションの魅力に感銘を受けたことが研究の原点である。現在は「ディズニープリンセス映画における登場人物と動物との関わりについて」をテーマに、動物キャラクターが物語の進行や人物関係の形成に果たす役割を分析している。従来のプリンセス研究では十分に扱われてこなかった人間と動物の関係性に着目し、動物キャラクターを単なる脇役ではなく、人間関係を媒介し行為を促す主体として位置づけることを目指している。今後は子ども向けブランドにおいて、アニメーションを人と人、人と体験をつなぐ媒体として活用し、子どもの遊びや学び、創造性を育む新たな価値を社会へ提案したいと考えている。

3、石東 大和(指導教員:佐野 明子)
表題:「好き」から始まるアニメーション研究 
要旨:本発表では、私がアニメーションに興味を持つようになったきっかけと、現在大学で取り組んでいるミッキーマウス作品の研究、そして将来実現したいアニメーションの未来について述べる。幼い頃からディズニー作品に親しみ、その中でもミッキーマウス作品に魅了されたことが現在の研究へとつながった。現在は、1928年から1953年までに制作されたミッキーマウス短編作品を対象に、ショットサイズや視点ショット、逆アングルなどの映像表現に着目し、時代による特徴や変遷を分析している。また、同時期に制作されたフライシャースタジオの『ポパイ』作品との比較を通して、ミッキーマウス作品の映像表現の独自性や当時のアニメーション表現の傾向を明らかにすることを目指している。さらに、研究内容を紹介するとともに、アニメーションとの出会いを次世代へつなぎ、アニメーション研究の発展への思いについても述べる。

4、富澤 奏、村田 南実(指導教員:佐野 明子)
表題:アニメーションの学びと実写への活用
要旨:本発表では、私たちがアニメーションに親しみ、映像表現への興味を持った経験を出発点として紹介する。続いて、「文化解析」の授業で学んだ映画理論について述べる。映像はフレーム内だけで成立するものではなく、画面外の空間も含めて観客に認識され、音響や登場人物の視線・動きなどを手掛かりに映画的物語世界が形成されることを学んだ。また、画面内と画面外を行き来する映像表現によって、観客は映っていない空間まで想像し、物語世界を理解する。さらに、ショットサイズにはそれぞれ異なる演出効果があり、『魔女の宅急便』を例に、ショットサイズの違いが登場人物の成長や演出意図を効果的に表現し、映像作品に重要な役割を果たすことを学んだ。このようなアニメーションを通した学びを基盤として、卒業研究では実写のアイドルの映像表現を定量的に分析し、ショット構成と演出効果の関係を明らかにすることを目指している。

5、鯉沼 穣也(指導教員:佐野 明子)
表題:私とアニメーション
要旨:本発表では、私がアニメーションと出会い、学び、研究へとつなげてきた過程を紹介する。原点となったのは、幼少期に見たチェコ発のストップモーション人形アニメ『パットとマット』である。台詞をほとんど使わず、動きや表情、音楽だけで笑いを生み出す表現に魅了され、アニメーションへの関心を深めてきた。現在は、卒業研究として「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズにおける「間」の感情表現とその設計について研究している。テレビシリーズ、旧劇場版、新劇場版を対象に、沈黙や静止の長さ、台詞の有無、ショットサイズ、人物やカメラの動き、BGMや環境音、表現される感情を記録し、時代による変化と感情ごとの傾向を分析する。感覚的に語られてきた「エヴァらしい間」を具体的な映像要素として整理し、新旧を問わず作品の魅力が広く伝わる社会を目指す。そのため将来は、作品の時代を超えた価値を発見し、自分の言葉で発信できる人間になりたい。

6、棚町 琉月(指導教員:佐野 明子)
表題:アニメーションと3DCG
要旨:本発表では、幼少期の視聴経験を背景に、卒業研究である「3DCGモデルを用いた男性アイドルMVの映像演出研究―ショット分析を中心として―」について報告する。『プリキュア』シリーズやアイドルアニメなど、アニメーションと3DCGが融合した作品に親しんできた経験から、3DCGMVを卒業研究の研究対象に選んだ。本研究では、MVを「ひとつの楽曲にあわせて制作された映像作品」と定義し、計量映画学で用いられるショット分析を実施する。具体的には、MV特有の激しいカメラワークに対応した分析条件を設定するとともに、超クローズアップや超ロングショットのショットスケールに対して、実写MVとの比較分析を行う。こうした分析により、3DCGモデルを用いたMVの映像的特徴と、3DCGの特性がショットの使われ方に与える影響を明らかにすることを目指す。本研究で得られた知見は、今後の3DCGを活用したMV制作や映像演出の発展に寄与することが期待される。

7、稲場 紗雪(指導教員:佐野 明子)
表題:ストップモーション・アニメーションの魅力を探る
要旨:本発表では、私がストップモーション・アニメーションに魅力を感じたきっかけと、大学で取り組んでいる研究、そして今後実現したいことについて紹介する。ストップモーション・アニメーションは、本来動かない人形や粘土などが命を持ったように動くだけではなく、多様な素材ならではの質感や重さ、触覚まで伝わってくるような表現が大きな特徴である。私は、この「触われそう」と見る者に感じさせる表現に興味を持ち、その魅力を生み出す一因として「物質性」に着目した。現在は、質感や実在感を視聴者へ伝えるための映像表現について、とくに物が変形する表現に着目して研究している。また、CGやデジタル技術が発展する現代だからこそ、手作業によって生み出されるストップモーション・アニメーションならではの価値を見つめ直し、その魅力を多くの人に伝え、アナログならではの表現文化がこれからも受け継がれていくことに少しでも貢献したいと考えている。

討議(11:45〜11:50)
質疑(11:50〜12:00)

西日本支部             
一藤(支部代表):fuji_f_takaus@kmf.biglobe.ne.jp
宮﨑      :shizukanimation@gmail.com
教育研究部会
昼間      :y-hiruma@bunka.ac.jp

※ @を@に変えてください。


 

2026年度 日本アニメーション学会 第28回大会 於・関西学院大学 【第5号通信】大会概要集

2026.06.24 カテゴリー:お知らせ,大会

投稿者:大会企画委員 萩原由加里

 第28回大会の概要集が完成しましたので、皆様にお届けします。今回も大会概要集はデータ版のみの配布となります。印刷された冊子の配布はありませんので、事前にダウンロードされるように、ご協力をお願いします。
 また大会参加は、当日に受付でも申し込みできますが、混雑緩和のためにPeatixを用いた事前申し込みをお勧めします。
 大会会場にて、皆様にお会いできることを楽しみにしています。

〇 大会概要集ダウンロード先
概要集(日本アニメーション学会第28回大会).pdf

〇 大会概要
日時:2026年7月4日(土)、5日(日)
会場:関西学院大学西宮上ケ原キャンパス H号館2階・3階
アクセスマップ https://www.kwansei.ac.jp/access/uegahara/
キャンパスマップ https://www.kwansei.ac.jp/nuc/assets/nuc_map2026.pdf

〇 大会参加費
・会員・会員外:1000円 
・学部生以下:無料(受付で学生証をご提示ください)

〇 懇親会参加費(会員外の方もご参加いただけます)
・当日申し込み:7000円  /  事前申し込み(6/25締切):6500円

〇 Peatixによる大会・懇親会の事前申し込み先
https://jsascon2026.peatix.com

〇 大会タイムテーブル
〔大会1日目・7月4日(土)〕

12:00〜     受付開始 H号館3階
13:00〜13:05 開会式
13:10〜13:40 学会賞記念スピーチ 
14:00〜17:00 大会シンポジウム
17:30〜19:30 懇親会(関西学院会館 光の間)

〔大会2日目・7月5日(日)〕
10:00〜     受付開始 H号館3階
10:30〜16:40 研究発表 
16:45〜16:55 閉会式

〇 大会に関する問い合わせ先
大会企画委員会 conference(アットマーク)jsas.net
*(アットマーク)を@に変えてください。

〇 第28回大会実行委員会
桑原圭裕、萩原由加里、川口茂雄、新井佑季、安藤圭祐、一藤浩隆、小池隆太、小林翔、ガブリエル・デュリス、平野泉
後援:関西学院大学

2026年度 日本アニメーション学会 第28回大会 於・関西学院大学 【第4号通信】事前参加申し込みのご案内

2026.06.10 カテゴリー:お知らせ,大会

投稿者:大会企画委員会 萩原由加里

 いよいよ大会まで1ケ月を切りました。大会と懇親会につきまして、Peatixによる事前の申し込みを受け付けます。今回の大会は、主催校でもある関西学院大学のご後援により、会員・会員外ともに大会参加費を1000円で統一し、学部生は無料となっております。また、懇親会は6/25(木)までに事前申し込みしていただきますと、500円の割引になります。
 大会の概要につきましては、大会通信3号をご参照ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

〇日本アニメーション学会・第28回大会 大会参加費
・会員・会員外:1000円 
・学部生:無料 
〇懇親会(会員外の方もご参加いただけます)
・事前申し込み(6/25締切):6500円、当日申し込み:7000円

〇Peatixによる事前申し込み先
https://jsascon2026.peatix.com

〇 大会に関する問い合わせ先
大会企画委員会 conference(アットマーク)jsas.net
*(アットマーク)を@に変えてください。

〇 第28回大会実行委員会
桑原圭裕、萩原由加里、川口茂雄、新井佑季、安藤圭祐、一藤浩隆、小池隆太、小林翔、ガブリエル・デュリス、平野泉
後援:関西学院大学

西日本支部+教育研究部会 合同企画研究会のお知らせ

2026.06.01 カテゴリー:お知らせ,教育研究部会,西日本支部

投稿者:一藤 浩隆

 「ひろしまアニメーションシーズン2026」内において、西日本支部と教育研究部会の共同企画として、研究会を開催するはこびとなりました。

 「アニメーションの第1コマ:学生ピッチ・フォーラム The First Frame: Student Pitch Forum」と題しまして、アニメーションにはじめて出会った原体験が、いかに現在に繋がり今度の展望へ至ったのかを学生のみなさまに語っていただき、交流を図ることを目的とした企画となります。
 会員の皆さまからの研究発表を募集いたします。概要は以下のとおりです。奮ってご応募ください。

日程:2026年8月21日(金)10:00開始〜
会場:JMSアステールプラザ
(広島県広島市中区加古町4−17)
使用言語:日本語 または 英語
発表時間:5分(スライド使用必須/日英併記推奨)
応募資格:アニメーションに関する活動を行う大学生・大学院生・専門学校生
※本企画の発表者に限らず、25歳以下の学生の皆様は「ひろしまアニメーションシーズン2026」の映画祭参加費が無料となります。ぜひ会期中通して映画祭をお楽しみください。

ひろしまアニメーションシーズン2026会期:2026年8月19日(水)〜23日(日)
公式サイト:https://animation.hiroshimafest.org/

応募詳細
締切:2026年7月6日(月)23:59(日本時間)
採択通知:2026年7月20日(月)までにご連絡します。
※会場および時間の制約上、応募多数の際は選考を行いますが、選外となった場合も当日フロアからの積極的な議論参加を歓迎します。

応募方法:以下フォームよりご応募ください。
https://forms.gle/EdVteKVsFuZqPQ8K6

・発表者には指導教員(日本アニメーション学会員)の推薦・連署が必要です。指導教員が学会員であれば、学生本人が非会員であっても発表いただけます。
・新規で、日本アニメーション学会ご入会を希望される場合は、理事会での審査があるため、6月3日(水)までにこちらから手続きをお願いいたします。

https://www.jsas.net/membership-application.html

・非会員の方もご聴講いただけます。

 

▶︎ アニメーションの第1コマ:学生ピッチ・フォーラム The First Frame Student Pitch Forum.pdf

2026年度 日本アニメーション学会 第28回大会 於・関西学院大学 【第3号通信】発表タイムテーブル

2026.05.20 カテゴリー:大会

大会企画委員会 萩原由加里

 2026年度大会は、関西学院大学の後援で、関西学院大学西宮上ケ原キャンパスにて開催いたします。今回の大会には一般発表27件、パネル発表2件と、非常に多くの発表申し込みをいただくことができました。大会のタイムテーブルが決まりましたのでお知らせします。
 大会参加や懇親会の事前申し込みの方法は、6月に入りましたら大会通信4号でお知らせしますので、もうしばらくお待ちください。なお、本大会は学会員以外の方でも、事前申し込み、もしくは当日申し込みでご参加いただくことが可能です。

〇 大会概要
日時:2026年7月4日(土)、5日(日)
会場:関西学院大学西宮上ケ原キャンパスH号館
アクセスマップ https://www.kwansei.ac.jp/access/uegahara/
キャンパスマップ https://www.kwansei.ac.jp/nuc/assets/nuc_map2026.pdf

〇 大会シンポジウム:「それでも、アニメーションを「学問」しませんか?」
 日本アニメーション学会第28回大会は、2026年7月4日・5日の二日間、関西学院大学西宮上ケ原キャンパスにて開催いたします。本学での大会開催は今回で二度目となり、第10回大会(2008年)以来、実に18年ぶりの開催となります。この間、本学では新たな学部の設置や校舎整備が進み、キャンパスの風景も大きく変化しました。
 では、アニメーションを取り巻く環境はどうでしょうか。近年、日本のアニメは、各局の深夜放送枠を席巻し、映画興行収入の記録を更新し続け、さらには国内外で大規模なアニメイベントが開催されるなど、かつてない活況を呈しているようにも見えます。
 しかし、10年後はどうなっているでしょうか。そもそも20年後に、現在の意味での「アニメ」は存在しているのでしょうか。歴史が示してきたように、社会や文化は、隆盛のただ中にある時ほど永続するかのように見えます。しかし、その均衡が崩れる時は一瞬です。市場構造は変化し、過酷な制作労働環境はAI技術によって置き換えられつつあり、歴史・理論研究の空洞化や若手研究者不足も深刻化しています。いま私たちは、アニメ文化とその研究が大きな転換点を迎える時代のただ中に立っているのではないでしょうか。
 翻って、私は問いかけたいと思います。
 「それでも、アニメーションを「学問」しませんか?」
 本大会シンポジウムでは、未来のアニメーション業界を担う世代に対し、我々研究者はいかなる知見や視座を継承すべきなのか、という問題意識を背景に、関西圏の総合大学におけるアニメーションの理論教育と研究の現在地を問い直します。関西大学(社会学部)、同志社大学(文化情報学部)、関西学院大学(文学部)における授業実践、ゼミ活動、卒業論文のテーマ、さらには卒業後の進路などを紹介しながら、アニメーションを「学問」することの意義と、その未来について考えたいと思います。
関西学院大学 桑原圭裕

〇 大会1日目 7月4日(土):H301教室
13:00〜13:05 開会式
13:10〜13:40 学会賞記念スピーチ 雪村まゆみ(関西大学)
14:00〜17:00 大会シンポジウム:それでも、アニメーションを「学問」しませんか?
登壇予定者 *五十音順
桑原圭裕(関西学院大学)、佐野明子(同志社大学)、雪村まゆみ(関西大学)
17:30〜19:30 懇親会(関西学院会館 光の間)

〇 大会2日目 7月5日(日)
10:30〜16:40 研究発表
16:45〜16:55 閉会式:H301教室

【A会場:H201教室】
10:30〜10:55 田中凜太朗
『少女革命ウテナ』(1997)の〈光〉からみる「革命」の可能性と限界
11:00〜11:25 隈元凪 
声優に求められる「清純さ」 1990年代の雑誌連載を例に
11:30〜11:55 森友令子
演技はどこで生まれるのか ディズニーと持永只仁の言葉より
12:00〜12:25 堀内柊羽・佐野明子
「トイ・ストーリー」におけるキャラクターの関係性―ネットワーク分析による映像情報の視覚化の試み
12:30〜12:55 ALT Joachim
『火垂るの墓』に起こされる戦争アニメのジブリ問題
13:05〜13:30 浜渦理起
ソ連アニメーションにおける都市の動物に関する一考察
13:35〜14:00 Khushboo Bansal
インドにおけるアニメーションのジェンダー表象と日本アニメ輸入の関係―テレビとOTTプラットフォームの比較分析―
14:05〜14:30 臼井直也
東映動画『白蛇伝』の台湾での上映について―受容実態および現地産業への影響を中心に―
14:35〜15:00 ハルマンダル チャール
On the Logic of Random, in the context of animation making
15:15〜15:40 宮﨑しずか
リアルタイム遷移型ピクシレーションガイドによる即興的アニメーション制作の実践
15:45〜16:10 松井大騎
「部室」から「野外」へ――『けいおん!』と『ゆるキャン△』における安心の形式差
16:15〜16:40 藪田拓哉
アニメを活用した心理学教育の実践報告

【B会場:H302教室】
10:30〜10:55 WANG KEJUN
ストップモーションアニメーションによる人物の身体動作を通じた感覚喚起の制作手法 〜作品「手」制作の実践と取り組み〜
11:00〜11:25 角和博
持永只仁「アニメーションの仕事」の記述によるパペット操作の態度が映像に与える影響の研究
12:00〜12:25 権藤俊司
1950年代日本の人形アニメーションと近接メディア状況〜人形絵本・人形紙芝居・人形スライド・人形イラスト
13:05〜13:30 佐藤壮平
フリッカーによる仮現運動への影響 〜ブランク挿入による動きの促進・抑制の機能検討〜
13:35〜14:00 大坪英之
「アニメーション制作者実態調査2026」調査報告
14:35〜15:00 岩田あゆな
「死生観」からみる『もののけ姫』 ー集団と登場キャラクターに着目してー
15:15〜15:40 永田彰子
日本のアニメーション作品にみる多様性の描写:NHK子ども向け番組を中心として
15:45〜16:10 孫定康
垂直から水平へ――アニメーション作画におけるプレビューをめぐって
16:15〜16:40 牧奈歩美
「Dear Angelica」 における空間描画と時間構造の分析

【C会場:H301教室】
10:30〜10:55 大澤幸
『大砲の街』:戦争装置に組み込まれた日常
11:00〜11:25 趙舒婷
キャラクター造形における審美的期待構造の差異――『雄獅少年』における目の造形の受容を中心に
11:30〜11:55 キム・ジュニアン
AIモデルを用いたテレビアニメ原画1078枚からの表情検出とそのデータ視覚化
13:05〜14:00 丹羽真人・丹羽明子
〔パネル発表〕原画・セル画は展示の後どこへ向かうのか
14:05〜15:00 須川亜紀子・宮本裕子・石田美紀
〔パネル発表〕1970〜80年代のロボットアニメにおけるジェンダー表現の変化ー『マジンガーZ』、『機動戦士ガンダム』、『超時空要塞マクロス』を中心に
15:15〜15:40 有持旭
Animated Art;風景アニメーション;ダヴィッド・クレルボ
15:45〜16:10 岡本美津子・布山タルト
AIによる監督特化型アニメーション制作の教育実践―産学連携による短期ワークショップのテストケース
16:15〜16:40 山本大嗣
3DCGによって手書きアニメーションの空間とカメラアイはどのように変容したか

〇 大会に関する問い合わせ先
大会企画委員会 conference(アットマーク)jsas.net
*(アットマーク)を@に変えてください。

〇 第28回大会実行委員会
桑原圭裕、萩原由加里、川口茂雄、新井佑季、安藤圭祐、一藤浩隆、小池隆太、小林翔、ガブリエル・デュリス、平野泉
後援:関西学院大学

国際シンポジウム 『アニメとジェンダー』のお知らせ

2026.04.15 カテゴリー:お知らせ,研究・教育委員会

 本シンポジウムは、北米および日本においてジェンダーの視点からアニメ研究を先導してきた4名の研究者を招聘し、「アニメとジェンダー」を主題に講演していただく。各研究者が培ってきた理論的・方法論的知見を共有することを通じて、アニメにおけるジェンダー表象およびその受容を多角的に捉え直し、当該分野の議論をさらに深化させることを目的とする。

国際シンポジウム 『アニメとジェンダー』
 日時:2026年5月9日(土)13:30〜16:40
 場所:小樽商科大学 3号館 105教室

参加費:無料(事前登録不要)


<講演スケジュール>

 13:30〜13:40
開会挨拶

 13:40〜14:20
Sharalyn Orbaugh(UBC)
“Gendered Violence in Japanese Popular Culture: The Challenges of Teaching Anime in Canada”(日本のポピュラーカルチャーにおけるジェンダー化された暴力:カナダにおけるアニメ教育の課題)

 14:20〜14:30
質疑応答 

 14:30〜15:00
須川亜紀子(横浜国立大学)
「白・魔法少女と黒・魔法少女の表象ー魔法少女アニメにおける少女性」
(Representations of White Magical Girls and Black Magical Girls: “Shojo-ness” or Girlhood in Magical Girl Anime)

 15:00〜15:10
質疑応答

 15:10〜15:40
川口茂雄(上智大学)
“Female Soldiers, Perfectly Merit-Based Society, and the ‘Male Problems’:
Viewing Episode 1 of “The Saga of Tanya the Evil”
(女性兵士、完全な能力主義社会、そして「男性の問題」:『幼女戦記』第1話を読む)

 15:40〜15:50
質疑応答(10分)

 15:50〜16:20
石田美紀(新潟大学)
“Reflection on the Anime Free! Through the Perspective of Depopulation and Spring of Life” (過疎と青春ー『Free!』)

 16:20〜16:30
質疑応答(10分)

 16:30〜16:40
閉会


※講演は英語または日本語のいずれか  
※スライドは 日本語・英語併記

主催:小樽商科大学
共催:日本アニメーション学会 研究・教育委員会
後援:東日本支部

問い合わせ先:日本アニメーション学会 研究・教育委員会 
担当:大澤幸 study@jsas.net

▶︎ 国際シンポジウム「アニメとジェンダー」(チラシ).pdf

▶︎ 国際シンポジウム「アニメとジェンダー」ポスター.pdf

日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会,日本アニメーション学会心理研究部会 合同研究会開催のお知らせ

2026.03.02 カテゴリー:お知らせ,心理研究部会,研究部会活動

投稿者:心理研究部会主査 野村康治

心理研究部会では、3月15日(日)に日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会と合同で研究会開催を予定しております。今回はアニメーションと心の問題、アニメーション表現、アニメーション制作に関する話題が提供されます。アニメーション研究において非常に有意義な会になると思います。ご興味、ご関心がございましたら、ぜひご参加ください。

■開催概要

日時:2026年3月15日(日)
場所:日本大学芸術学部A棟地下2階AB202教室
時間:13:00-17:30
参加費:無料

■参加登録

 どなたでもご参加いただけます。ご参加を希望される方は、3月14日(土)までに下記参加登録フォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
https://forms.gle/gFamS1XSguVjT2YK8
 送信後、フォームに記入した内容を確認するメールが届き、参加登録完了となります。確認メールが届かない場合は、お手数ですが運営の野村(nomura.works@gmail.com)までお問合せください。また本会についてのお問い合わせも野村までお願いいたします(参加フォームからのお問い合わせも可能です)。

※ @を@に変えてください。

■プログラム

日本アニメーション学会心理研究部会・日本映像学会映像心理学研究会 13:00-15:00

13:00-13:45
表題:「大学生のフィクション作品に関する記憶とその心理学的機能」
発表者:新美亮輔
所属:新潟大学人文学部
要旨:
 私たちは、フィクション作品に影響を受けたということを年を経てから思い出すことがある。昔よく読んだ本や好きなアニメについて、なつかしく思い出したり人と話したりすることはよくあるだろう。しかし、このような記憶の心理学的性質についてはあまり研究がない。近年、フィクション作品の記憶の一部が、現実のできごとの記憶と類似した自伝的記憶(AM,autobiographical memory)としての機能を有しているのではないかと指摘されている。AMは、その人にとって重要な意味づけがされてたびたび想起され、アイデンティティの形成や意思決定の助けとなる機能を持つとされる。そこで本研究では大学生を対象に、よく思い出したり話したりするフィクション作品の中のできごとの記憶を想起してもらった。その質やAMとしての機能を現実のできごとの記憶と比較した結果や、メディア種別の影響について報告する。
13:45-14:00 質疑応答

14:00-14:45
表題:「アニメを心の教科書に-『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が教える心の成長-」
発表者:西郷 達雄
所属:北海道医療大学心理科学部
要旨:
 本発表では、アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を題材に、対人援助職に求められる「心の成長」について検討する。かつて感情を持たない「戦争の道具」であった主人公は、手紙の代筆という仕事を通じ、依頼人と向き合い、その想いを言葉にする中で、技術と心が「共に成長」していく過程を経験する。当初は論理的な理解に留まっていた主人公だが、他者の痛みに触れることで、やがて愛を届ける一人の人間へと成長を遂げた。この物語は、専門的な技術と豊かな人間性が不可分であることを示している。本発表では、本作がいかにして「心の教科書」となり、次代の医療・心理職の人間性を育む一助となるかについて報告する。また、その他の医療系アニメーション作品にも触れ、これらが教科書だけでは学べない倫理的な問いや、患者への共感を擬似体験させる教材となり得るかについて論じる。
14:45-15:00 質疑応答

15:00-15:10 休憩

日本映像学会アニメーション研究会 15:10-17:30

15:10-16:10
表題:「CGレイアウト時代の作画と、生成AIのアニメーション表現における応用の可能性」
発表者:芦谷 耕平
所属:日本大学芸術学部
要旨:
 近年の日本のアニメーション制作においては、3DCGによるレイアウト設計を前提とし、それを基に手描き作画を行う制作手法が広く定着しつつある。作画監督として『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』(2024)、『ONE PIECE FILM RED』(2022)などの現場に携わる中で、こうした「CGレイアウトから描く作画」は、空間把握やカメラワークの精度を高める一方、アニメーターの身体感覚や描線の自由度との折り合いも含め、新たな関係性を生み出していると感じている。本発表では、実制作の事例をもとに、CGレイアウトが作画工程や表現選択に与える影響を整理する。あわせて、近年急速に発展する生成AI技術を、作画の代替ではなく「補助用途」「検討用の視覚化装置(プリビズ)」として捉え、今後のアニメーション作画にどのような可能性をもたらすのかを考察する。
16:10-16:20 質疑応答

16:20-17:20
表題:「アニメーションの作画はどこへ回帰するべきなのか」
発表者:片渕須直
所属:日本大学芸術学部 コントレール
要旨:
 日本の商業的なアニメーションの起点を、仮に戦後の長編第一弾である「白蛇伝」とするならば、現代までに68年が経過している。その間、作画の行われ方が一様であったわけではないが、「作画監督」「原画」「動画」というそれぞれの職種とその職分が創り出され、少なくとも20世紀中は一定の方向を見て安定していた。
 しかし、今世紀に入ってアニメーションが、本数として大量に消費されるようになると、例えば、一作品に作画監督が数人から数十人が立てられ、原画の作業が「第一原画」「第二原画」などに分かれるような複雑化が発生している。これらは本来は、作らなければならない映像の量に対してアニメーターの人材が不足する状況の中で緊急退避的に行われた方策だったはずで、決して理想的なものではない。しかし、異常な緊急避難が四半世紀にも渡って持続してきてしまうと、戻るべきところをしらない世代が現場で大半になってしまっている。
 こうした点についての問題提起を必要としつつ、同時に理想的な方法があるとするならばそれはどういったものなのかを考える必要がある。現場で演出を行い、アニメーターの新人育成を行いつつある立場から知見を得た「どのようであるべきなのか」について述べたい。
17:20-17:30 質疑応答

海外文献研究部会企画講演会(3月16日・月)開催のご案内

2026.02.17 カテゴリー:お知らせ,海外文献研究部会,研究部会活動

投稿者:中垣 恒太郎(海外文献研究部会)

以下の通り、海外文献研究部会企画による講演会を開催する運びとなりました。

日本アニメーション学会海外文献部会講演会
日程:2026年3月16日(月)19時00分〜21時00分
(オンライン入室 18時50分〜)

※Zoomを用いたオンライン形式で開催します。

▼講演「ファン研究の問題意識と方法」

▼講師:渡部宏樹氏(筑波大学)
司会:中垣恒太郎会員(海外文献研究部会主査)

▼共催:専修大学現代文化研究会
<概要>
メディア研究によるトランスメディア論、ヘンリー・ジェンキンス『コンヴァージェンス・カルチャー ファンとメディアがつくる参加型文化』(共訳、晶文社、2021)の翻訳者であり、『ファンたちの市民社会 あなたの「欲望」を深める10章』(河出書房新社、2025)の著書を持つ渡部宏樹氏(表象文化論、ファン研究)に、欧米のメディア研究の理論を日本のポピュラーカルチャー研究に応用する際の課題と有効性について講演をしていただきます。
ファン・カルチャー研究は新しい学際領域であり、日本と欧米とでは文化的土壌も大きく異なるものです。国際的なメディア研究、ファン・カルチャー研究の理論的応用の可能性と課題について論点を提起いただきます。
国際日本文化研究、アニメ研究に関心のある学部生・院生の方はもちろん、様々な分野に開かれた研究講演会です。会員外の方々のご参加も歓迎いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
渡部氏によるアニメ作品を題材とした研究として、“Characters’ Amnesia in 2.5D Culture: Affective Reception of Bronze Statues of Anime and Manga Characters and Public Sculptures.”(_Mechademia_15-2[2023])、「風景から光景へ――『君の名は。』における仮想のレンズと半透明性」(『表象』15号[2021])などがあります。

▼参加:事前登録制・無料(会員以外の方も聴講いただけます)

▼参加申込:2026年3月14日(土)23時まで。
参加者の方には、3月16日(月)正午までにZoomリンクをお送りします。

▼事前登録申込:https://forms.gle/YpzZL3PbMb9Y2Qow7

▼お問い合わせ先:中垣 恒太郎(海外文献研究部会主査)
knakagaki@senshu-u.jp

※ @を@に変えてください

2026年度 日本アニメーション学会 第28回大会 於・関西学院大学【第2号通信】発表募集

2026.02.15 カテゴリー:大会

投稿者:大会企画委員会 萩原由加里

 以下の要領で、2026年度大会における研究発表を募集いたします。会員の皆様のご発表をお待ちしております。
 
〇 大会概要
日時:2026年7月4日(土)、5日(日)
場所:関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス
https://www.kwansei.ac.jp/access/uegahara/
 
〇 研究発表(一般発表、パネル発表)の募集について
・募集の期限:2026年4月1日(水)
・発表資格:応募時点で日本アニメーション学会の会員であり、入会時から今年度(2026年度)までの会費を滞納なく納入していること。
*2026年度より新たに入会して、大会での発表を希望される場合は、3月10日までに学会事務局で入会申し込みを行ってください。その際、入会申込書の入会情報欄の「入会希望年度」は「2026年度」とご記入ください。
・発表言語:日本語もしくは英語
*英語での口頭発表を希望する場合、
・募集要項の発表概要には日本語訳を併記すること
・当日使用する資料(パワーポイントやレジュメ等)に日本語訳を併記すること
以上2点を条件とします。
 
・応募方法:次のGoogleフォームに必要事項を記載して送信してください。
一般発表:https://docs.google.com/forms/d/14tEhs1a_u8Pz4bX6FWTcVyqY5jVLrWNjdn6uvnezASI/edit?ts=6980ad0b
パネル発表:https://docs.google.com/forms/d/1ZiyTx3jO1txLkcosNHsOStgoHxhtgI9gnHJZpbKnhc8/edit?ts=698723d6
 
・一般発表:1枠あたり発表人数は1名、共同研究の場合は1組。共同研究の場合、発表者はいずれも弊学会の会員であること。全体で25分(発表20分、質疑応答5分を目安とする)
・パネル発表:1枠あたり発表人数は2~3名、発表者はいずれも弊学会の会員であること。全体で55分(発表30分、討論25分を目安とする)
*パネル発表は発表者側が設定した一つのテーマの下で複数の発表者全員がそれぞれ「独自の発表」を短めに行い、「主に議論する」枠となります。パネル発表を希望される場合は、共同発表者の中から一人、司会を選出して頂きます。
 
〇 研究発表を申し込みの方へのお願い
・会場である関西学院大学の周辺は、宿泊施設がほとんどありません。大阪や神戸でしたら宿泊先もありますが、インバウンド需要などから、予約が取りにくくなっています。遠方からお越しの方は、早めに宿泊先の手配を行っておいてください。
 
〇 大会に関する問い合わせ先
大会企画委員会 conference(アットマーク)jsas.net
 *(アットマーク)を@に変えてください。

〇 第28回大会実行委員会
桑原圭裕、萩原由加里、川口茂雄、新井佑季、安藤圭祐、一藤浩隆、小池隆太、小林翔、ガブリエル・デュリス、平野泉

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