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学会活動アーカイブ
2025.11.13 カテゴリー:お知らせ,研究集会
秋の研究集会実行委員 河原 大
「第12回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」の開催に合わせて、「秋の研究集会@新千歳2025」を11/22(土)に実施いたします。今年は会員による研究発表が9件あり、研究集会後には学会賞贈賞式を執り行います。
秋の研究集会の概要集は以下よりダウンロードできますのでぜひご活用ください。
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「第12回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」
・会期:2025年11月21日(金) 〜 11月25日(火)
・公式サイト:http://airport-anifes.jp/
「秋の研究集会@新千歳2025」
・日時:2025年11月22日(土) 13:00〜18:30
・会場:新千歳空港国際線ターミナルビル2F会議室「ラベンダー」
研究集会第一部 (13:00〜14:30):会員による研究発表
・ハルマンダル チャール:自分の中には何がある ?:制作中のアニメーション作品『PORTAL』による内臓表現の実践研究
・安藤 圭祐:絵コンテを通じた国語科教育とアニメーションの接続
・張 影:1930 年代における中国初期アニメーションの発展に対する再考―南京国民党政府による文化政策の影響を中心に―
研究集会第二部 (14:40〜16:10):会員による研究発表
・佐藤 壮平:ISI 操作による動き知覚への影響の検討
・西郷 達雄:質的データ分析 (SCAT) に基づく援助者専門家の成長プロセス : アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を事例として
・臼井 直也:東映動画『白蛇伝』の香港への輸出について―1950 年代の現地映画雑誌および新聞の調査から―
研究集会第三部 (16:20〜17:50):会員による研究発表
・及川 隼毅:『この世界の片隅に』のミュージカル化に着目して
・萩原 由加里:瀬尾太郎 ( 光世 ) の画家としての活動歴について
・新井 佑季:アンドレ・マルタンの「アニメーションの理念」にみる映像芸術の再発明――1950 年代の批評活動と映画祭実践を手がかりに
日本アニメーション学会賞 2025 贈賞式 (18:00〜18:30)
ダウンロードリンク:「秋の研究集会@新千歳2025」発表概要集PDF
2025.11.01 カテゴリー:お知らせ,学会賞
投稿者 事務局
本年度「日本アニメーション学会賞2025」の選考結果が決定いたしましたので、下記の通り、ご報告申し上げます。
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日本アニメーション学会主催「日本アニメーション学会賞2025」
選考結果・贈賞式のご報告
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■日本アニメーション学会賞2025:
『アニメーションと国家 戦うキャラクター、動員されるアニメーター』
雪村まゆみ 著(2025年/フィルムアート社)
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<贈賞式>
日時:2025年11月22日(土)18:00~18:30
会場:新千歳空港国際線ターミナルビル2F 会議室「ラベンダー」
※日本アニメーション学会 秋の研究集会との併催です。
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<選考委員>
清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 教授)
中垣恒太郎(専修大学文学部 教授)
新美亮輔(新潟大学人文学部 准教授)
堀ひかり(東洋大学文学部 准教授)※委員長
松永伸太朗(一橋大学大学院社会学研究科 専任講師)
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※贈賞理由ならびに日本アニメーション学会賞についての説明は以下のPDFをご覧下さい。
日本アニメーション学会賞2025プレスリリース(PDF)
2025.10.03 カテゴリー:お知らせ,シンポジウム・講演会,上映会
ICAF2025フェスティバルディレクター 若見ありさ会員
当学会共催により毎年開催されている学生アニメーション映画祭イベント「インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(ICAF)」が、来週末10月10日(金)~13日(月・祝)まで、東京の国立新美術館3階講堂と研修室で開催されます。
http://icaf.info/2025
23回目を迎える今回のテーマは“多層化する世界ー共鳴と創造”です。
今年の参加校は、歴代最多の全35校・240本以上の学生アニメーション作品の「最前線」が10月に国立新美術館に集結します。また、各大学の上映以外にも、トークイベントや特別上映もあり、予約不要・無料でご参加いただけます。
- 特別企画 トークイベント1「学⽣アニメーションが拓くグローバルな視点と可能性」
⽇時:10⽉11⽇(⼟)15時〜17時
会場:国⽴新美術館3F研修室
ゲスト:伊藤⾥菜、オウ・セイ、⽊原正天、⼭中千尋、坂本サク(尚美学園⼤学)
司会:キム・ハケン(東京⼯芸⼤学)
- 上映イベント『映画祭で活躍する学⽣アニメーション上映』
⽇時:10⽉11⽇(⼟)17時30分〜19時50分
会場:国⽴新美術館3階研修室
- 追悼企画「マイ・ストーリー 森まさあき先⽣と歩んだ時間」
⽇時:10⽉12⽇(⽇)13時〜15時
会場:国⽴新美術館3階研修室
ゲスト:キューライス、しょーた、⼭城智恵
司会:IKIF(⽊船徳光・⽯⽥[⽊船]園⼦)
- ICAFとらのあな みんなの作品⾒てみまSHOW!
⽇時:10⽉12⽇(⽇)15時30分〜17時30分
会場:国⽴新美術館3階研修室
アドバイザー:IKIF(⽊船徳光・⽯⽥[⽊船]園⼦)、⼭城智恵、しょーた
会期中、研修室にて計13本の論⽂を閲覧していただけます。
- オンライン特別プログラム「学⽣アニメーションの最前線へようこそ︕」
ゲスト:⻄岡純⼀(株式会社スタジオジブリ 広報・学芸担当スーパーバイザー/TAAF2026フェスティバル・ディレクター)、村本 咲(アニメーション作家)
URL:http://icaf.info ※10⽉初旬〜配信予定
皆様のご来場、心よりお待ち申し上げております。
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「インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル2025」
◎会期:2025年10月10日(金)〜13日(月)
◎会場:国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)3F講堂・研修室
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◎幹事校:多摩美術大学、東京藝術大学、東京工芸大学、東京造形大学、武蔵野美術大学
◎幹事協力校:尚美学園大学、常葉大学
◎参加校:アート・アニメーションのちいさな学校、秋田公立美術大学、桜美林大学、大阪芸術大学、大阪電気通信大学、尾道市立大学、神奈川工科大学、金沢美術工芸大学、九州産業大学、京都芸術大学、京都精華大学、神戸芸術工科大学、嵯峨美術大学、静岡文化芸術大学、女子美術大学、女子美術大学短期大学部、玉川大学、東京学芸大学、東京工科大学、東北芸術工科大学、長岡造形大学、名古屋学芸大学、名古屋造形大学、日本大学芸術学部、比治山大学短期大学部、広島市立大学芸術学部、文化学園大学、北海道教育大学 岩見沢校
◎公式WEBページ:http://icaf.info/2025
◎X:@icaf.info
◎Youtube:https://www.youtube.com/@icafchannel
お問い合わせ:インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル事務局
jimukyoku@icaf.info ※ @を@に変えてください。
2025.08.26 カテゴリー:お知らせ,大会
大会企画委員会 萩原由加里
2025年8月29日(金)、30日(土)に文化学園大学にて開催される、日本アニメーション学会 第27回大会につきまして、大会企画委員会よりお知らせです。
いよいよ大会まで数日となりました。大会の概要集が完成しましたので、皆様にお届けします。
今回も大会概要集はデータ版のみの配布となります。印刷された冊子の配布はありません。各自でデータを印刷して持参するか、事前にダウンロードされるように、ご協力をお願いします。
〇第27回大会概要集
以下よりダウンロードできます。
▶︎ 日本アニメーション学会第27回大会概要集
〇大会概要
日程:2025年8月29日(金)〜8月30日(土)
会場:文化学園大学 https://bwu.bunka.ac.jp/
*詳細なタイムスケジュールと会場となる教室は、概要集をご参照ください。
〇大会と懇親会の参加費、および大会当日の参加申し込みについて
・大会参加費 学会員:4000円、会員外:5000円
・懇親会参加費:5000円
*Peatixによる大会と懇親会の事前申し込みは8月24日で終了していますが、当日に会場での申し込みも受け付けます。
大会1日目(8月29日)は12時半よりD棟7階で、大会2日目(8月30日)は10時半よりA棟15階で、受付をしております。なお、懇親会は、当日に参加申し込みができる人数に上限がありますのでご了承ください。
◯ 大会に関する問い合わせ先
大会実行委員会 conference(アットマーク)jsas.net
※ (アットマーク)を@に変えてください。
◯ 第27回大会実行委員会
昼間行雄、荒井知恵、萩原由加里、川口茂雄、新井佑季、安藤圭祐、一藤浩隆、小池隆太、小林翔、ガブリエル・デュリス、平野泉
2025.08.11 カテゴリー:お知らせ,大会
大会企画委員会 萩原由加里
いよいよ大会まで数週間となりました。大会と懇親会につきましては、Peatixによる事前の申し込みを受け付けます。事前の申し込みは、8月24日(日)迄です。
大会の参加は、大会当日に会場でも受け付けしております。
ただし、懇親会につきましては、人数に余裕がある場合のみ、大会当日に受け付けをします。
◯ 大会参加費
・学会員:4千円
・会員外:5千円
◯ 懇親会
・5千円
*懇親会は大学内ではなく、外部のお店(満月廬 新宿パークタワー店)で実施します。
◯ Peatixによる事前申し込み先
https://jsascon2025.peatix.com
◯ 大会に関する問い合わせ先
大会実行委員会 conference(アットマーク)jsas.net
※ (アットマーク)を@に変えてください。
◯ 第27回大会実行委員会
昼間行雄、荒井知恵、萩原由加里、川口茂雄、新井佑季、安藤圭祐、一藤浩隆、小池隆太、小林翔、ガブリエル・デュリス、平野泉
2025.07.23 カテゴリー:お知らせ,大会
大会企画委員会 萩原由加里
いよいよ今年度の大会も来月に迫ってきました。大会のタイムスケジュールが決まりましたので、お知らせいたします。
〇開催概要
2025年8月29日(金)~8月30日(土)
文化学園大学 https://bwu.bunka.ac.jp/
※土曜と日曜ではなく、金曜と土曜での開催となっておりますので、ご注意ください。
〇大会参加費
学会員:4千円、 非会員:5千円
*Peatixを用いた事前の参加申し込みに加えて、大会当日にも会場でも参加の申し込みを受け付けます。事前申し込みにつきましては、準備が整い次第、告知します。
〇懇親会費
5千円(予定)
〇大会1日目:8月29日(金) タイムスケジュール
12時30分:受付開始
13時00分:開会式
13時10分〜13時40分:学会賞受賞記念スピーチ
・米村みゆき(専修大学)
14時00分〜18時00分:シンポジウム「アニメーションの/と教育」
第1部
・木船徳光(東京造形大)
・西野毅史(桜美林大学)
・山中幸生(東京工芸大学)
第2部
・小池隆太(山形県立米沢女子短期大学)
・野村康治(日本大学)
18時30分~20時30分
・懇親会(*大学構内ではなく、大学外の飲食店で開催します)
〇大会2日目 8月30日(土)タイムスケジュール
【A会場】
11:00~11:25 浜渦理起
ソユーズムリトフィルム初期作品における自然表象 1936-1938
11:30~11:55 Arbana BAROLLI
アルバニアにおける日本アニメーション―イタリアの影響とテレビの存在―
12:00~12:25 クシュブー バンサル
ファンダブとファンサブによる文化再構築:インドにおける日本アニメの参加型グローカリゼーション
13:00~13:25 永田司
人形映画製作所での作品制作の記録 −7冊の制作日誌から−
13:30~13:55 洪愷均
映像布袋戯におけるアニメーション映画的な空間構造
14:00~14:25 宮﨑しずか
リアルタイムに制御可能なピクシレーションガイドの開発と撮影実践
14:30~14:55 仁藤潤
人形アニメーション制作の実践と取り組み
15:15~15:40 佐藤壮平
呈示間隔による動画像の「動き」の検討
15:45~16:10 牧奈歩美
「観る行為」に特化したVRアニメーションの表現分析―『Oto’s Planet』と『Ito Meikyu』を中心に
16:15~16:40 程由小斐
アニメにおけるバンド演奏場面の分析―『けいおん』等を中心にして
【B会場】
11:00~11:25 森友令子
「演出を心ざす諸君たち」指導者、教育者としての持永只仁の側面より
11:30~11:55 野田佳邦
教育系アニメーション制作におけるプリプロダクション工程を軸とした知財教育のアプローチ
12:00~12:25 布山タルト
タイムラインか?タイムシートか?
13:30~13:55 田村かおる
『宇宙戦艦ヤマト』をエコクリティシズムから読む
14:00~14:55(*パネル発表) 須川亜紀子・石田美紀・宮本裕子
アニメーション作品におけるジェンダー分析と方法論
15:15~15:40 西郷達雄
アニメーションから学ぶ:援助者の基本的態度がクライエントに与える影響
15:45~16:10 新美亮輔
大学生のフィクション作品に関する記憶におけるアニメ
16:15~16:40 西岡直実
思春期・青年期におけるアニメの心理効果に関する調査研究の試み-その2 効果指標開発に向けて
【C会場】
11:00~11:25 程斯
「同一化」ではない可能性――女性向け「語りかけてくれる」CDの聴取経験をめぐって
11:30~11:55 劉雅欣
「孤立」したゴーシュと「集団」に融合するゴーシュ ―『セロ弾きのゴーシュ』(高畑勲 1982)における「社会性」
12:00~12:25 大澤幸
山田尚子監督作品における映像技法と文化的表現への考察
13:30~13:55 胡唯伊
『千年女優』と『東京ゴッドファーザーズ』にみる倫理性とその表現
14:00~14:25 萱間隆
「童謡トーキー」の誕生 ―1930年前後のアニメーションを中心に―
15:15~15:40 木村智哉
「メディアミックス」と「製作委員会方式」の断層:メディア史的観点からの再検討
15:45~16:10 山中幸生
日本に於ける『ジェラルド・マクボイン・ボイン』と『九ちゃん!』(日本テレビ)に関する調査の経緯と経過報告
16:15~16:40 権藤俊司
TV放送黎明期における「リミテッドアニメーション」──『Crusader Rabbit』の場合
【会場調整中】
16:50~ 閉会式
◯ 大会に関する問い合わせ先
大会実行委員会 conference(アットマーク)jsas.net
※ (アットマーク)を@に変えてください。
◯ 第27回大会実行委員会
昼間行雄、荒井知恵、萩原由加里、川口茂雄、新井佑季、安藤圭祐、一藤浩隆、小池隆太、小林翔、ガブリエル・デュリス、平野泉
2025.04.18 カテゴリー:お知らせ,コンテンツ文化研究部会,シンポジウム・講演会
延期されていた第7回2.5次元文化を考える公開シンポジウムを、あらためて2025年7月26日(土)に横浜国立大学で開催することとなりました。(主催:日本学術振興会(科研費)・横浜国立大学都市イノベーション研究院、共催:本学会コンテンツ文化研究部会)
講師に、90年代初頭から漫画アニメ原作舞台化の大量製作の流れを招来し、この分野をエンターテイメントの一つジャンルとして確立させた片岡義朗氏をお迎えするという、大変貴重な機会となっています。まだ「2.5次元舞台」という言葉がなかった時代の漫画アニメ原作の舞台化を中心に、当時のアニメを含むポピュラー文化の産業史、文化史を概観しつつ、この巨大コンテンツのルーツと発展を学術的に探ることを目的にしています。みなさまのご参加をお待ちしております。
須川亜紀子
コンテンツ文化研究部会副査
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第7回2.5次元文化を考える公開シンポジウム
~片岡義朗氏に聞く1980~90年代の“アニメ・ミュージカル”誕生と発展
日時:2025年7月26日(土)14:00~17:00 (途中休憩アリ。開場13:30予定)
場所:横浜国立大学 都市科学部棟 103教室
(キャンパスマップS2-1) https://www.ynu.ac.jp/access/map_campus.html
JSAS専用お問い合わせ:contents_studies@jsas.net (担当:須川)
@を@に換えてください。
*参加費無料。ただし、事前申込制。定員200名。
申込リンクは、こちらです。 https://forms.gle/r7fZjTvkQXN12XXq8
下記チラシにもQRコードがあります。
チラシ:第7回2.5次元文化を考える公開シンポジウム
*諸事情により、聞き手は本学会会員の亀山泰夫氏に交代になりました。(2025.06.15)
*ライブ配信やアーカイブ配信の予定はございません。
*このシンポジウムは、科研費(基盤C)22K01876の助成金を受けています。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2025.03.21 カテゴリー:お知らせ,大会
投稿者:大会企画委員 萩原由加里
2025年度 日本アニメーション学会 第27回大会 於文化学園大学
大会シンポジウム「アニメーションの/と教育」
第27回大会実行委員会・委員長 昼間行雄
日本の大学にアニメーションの学科や専攻が設置され、専門教育が始まって20年以上経過しました。その始まりから現在までを俯瞰し、現在までの成果を検証するとともに、今後の専門教育を展望する「アニメーションの教育」を1つのテーマとします。また、大学のさまざまな領域では、アニメーションを対象とする研究や教育が行われるようになりました。大学でどのようにアニメーションが研究されているのかを俯瞰してその現在を知る「アニメーションと教育」をもう1つのテーマとします。
〇 大会概要
2025年8月29日(金)~8月30日(土)
文化学園大学 https://bwu.bunka.ac.jp/
※土曜と日曜ではなく、金曜と土曜での開催となっておりますので、ご注意ください。
〇 研究発表(一般発表、パネル発表)の募集について
研究発表についてはテーマの設定はありません。以下の要領で募集いたします。
- 募集期間と締切:2025年5月31日(金)まで
- 発表資格:応募時点で日本アニメーション学会の会員であり、入会時から今年度(2025年度)までの会費を滞納なく納入していること
- 発表言語:日本語もしくは英語
英語での口頭発表を希望する場合、
・募集要項の発表概要には日本語訳を併記すること
・当日使用する資料(パワーポイントやレジュメ等)に日本語訳を併記すること
以上2点を条件とします。
- 応募方法:次のGoogleフォームに必要事項を記載して送信してください。
一般発表:https://forms.gle/pvnxKBdYNrrn5pmr6
パネル発表:https://forms.gle/PnULyg3C8eADvzVe6
- 発表形式:一般発表、およびパネル発表
・一般発表:1枠あたり発表人数は1名、共同研究の場合は1組。共同研究の場合、発表者はいずれも弊学会の会員であること。全体25分(発表20分、質疑応答5分を目安とする)
・パネル発表:1枠あたり発表人数は2~3名、発表者はいずれも弊学会の会員であること 全体55分(発表30分、討論25分を目安とする)
※パネル発表は発表者側が設定した一つのテーマの下で複数の発表者全員がそれぞれ「独自の発表」を短めに行い、「主に議論する」枠となります。パネル発表を希望される場合は、共同発表者の中から一人、司会を選出して頂きます。
〇 大会に関する問い合わせ先
大会企画委員会 conference@jsas.net
※ @を@に変えてください。
〇 第27回大会実行委員会
昼間行雄、荒井知恵、萩原由加里、川口茂雄、新井佑季、安藤圭祐、一藤浩隆、小池隆太、小林翔、ガブリエル・デュリス、平野泉
2025.03.13 カテゴリー:お知らせ,コンテンツ文化研究部会,シンポジウム・講演会,研究部会活動
投稿者:佐野明子
シンポジウム「現代日本のアニメ文化におけるW.ディズニー受容の領域横断的研究―渡辺泰先生の研究活動を出発点として―」を実施します。
皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2025年3月30日(日) 10:15-16:30
会場:同志社大学京田辺キャンパス夢告館203教室
https://www.doshisha.ac.jp/information/kyotanabe/kyotanabe_map/index.html
趣旨:本シンポジウムは、これまで殆ど検討されなかった米国占領政策としてのディズニー長編アニメーションおよび日本のディズニー・ファンに着目して、アニメーション研究の可能性を国際的・学際的な視座から探るとともに、日本のアニメーション研究の基盤を築いた渡辺泰先生の再評価を行います。
1950年に日本初公開された『白雪姫』(1937)をはじめとするディズニー長編は戦前から存在したディズニー・ファンをさらに増やし、大映が設立した全国的なファンクラブ「ディズニー・クラブ」はファンの活動を促進させました。また、戦後に活躍したクリエイター(手塚治虫等)や研究者(渡辺泰等)にディズニー・ファンを公言する者が少なくありません。本シンポジウムでは、ドイツ・イタリアにおけるディズニーの普及も検討し、ディズニーがいかに日本の人々の意識に入っていったのか探求します。
開催形態:対面のみ(ライブ配信やアーカイブ配信はございません)
参加申込:2025年3月29日(土)までに下記まで申し込みをお願いいたします。
https://forms.gle/sDW9yUvZbJR7J5iRA
<プログラム>
2025年3月30日(日)
10:15-10:20 開会挨拶
10:20-11:00 アレクサンダー・ザルテン(ハーバード大学教授)*オンライン参加
「ドイツでのディズニーファン文化」
11:00-11:40 キム・ジュニアン(新潟大学准教授)*オンライン参加
「日独伊におけるディズニーコミックスの普及状況 〜第2次世界大戦とその前後〜」
11:40-12:20 北波英幸(羽衣国際大学准教授)
「“ディズニー”というメディア:日本のアニメ文化におけるW.ディズニー受容の通時的研究」
12:20-13:20 昼休み
13:20-13:30 午後の部の説明
13:30-14:10 森下豊美(関西大学他兼任講師)
「戦後ディズニーが寄与した国内の「キャラクター」概念伝播に関する考察」
14:10-14:50 須川亜紀子(横浜国立大学教授)*オンライン参加
「1950年代~60年代の日本におけるディズニーの『白雪姫』と女性キャラクターの美白への影響」
14:50-15:00 休憩
15:00-15:40 佐野明子(同志社大学准教授)
「日本におけるディズニーの受容と展開 ―渡辺泰先生の研究活動を出発点として―」
15:40-16:20 桑原圭裕(関西学院大学教授)
「アニメーションのゆらぎ」
16:20-16:30 閉会挨拶
コメンテーター:林緑子(名古屋芸術大学他兼任講師)
・使用言語は日本語です。
・参加費無料。
・日本アニメーション学会コンテンツ文化研究部会後援、日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)「現代日本のアニメ文化におけるW.ディズニー受容の領域横断的研究」22K00239 (研究代表者:佐野明子)の助成を受けて実施します。
2025.02.13 カテゴリー:お知らせ,心理研究部会,研究部会活動
心理研究部会 主査 野村康治
日本アニメーション学会心理研究部会の研究発表会を下記の通り開催いたします。今回は、日本映像学会アニメーション研究会・映像玩具の科学研究会・映像心理学研究会との共催となります。多くの発表者が登壇する充実した有意義な会になると思います。
ご参加は下記フォームにてご登録いただければ、どなたでも参加できます。ご興味、ご関心がございましたら、是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。
■開催概要
日時:令和7(2025)年3月16日(日)
場所:明治大学(中野キャンパス)6階セミナー室3
共催:日本映像学会 アニメーション研究会・映像玩具の科学研究会・映像心理学研究会
参加登録:ご参加を希望される方は、3月15日(土)までに下の参加登録フォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。
https://forms.gle/18MfX1LGx3iRhq8T8
送信後、フォームに記入した内容を確認するメールが届き、参加登録完了となります。確認メールが届かない場合は、お手数ですが運営の野村(nomura.works@gmail.com)までお問合せください。
※ @を@に変えてください。
■プログラム
1:25 開会
アニメーション研究会(1:30〜3:30)
アニメーションの視聴覚グルーヴ表現研究(1:30〜2:20)オンライン発表
江馨怡(京都芸術大学大学院)
要旨:アニメーションは動きを作る芸術である。動きによって様々な表現を提示し、観衆の感情を揺さぶって多様な体験をもたらす。見ていて心地の良い作品を作るにはどうすればよいか、この命題に対して最初はアニメーションにおける朦朧表現の研究に取り組み、不透明·不明瞭な視覚像によって、視覚以外の感覚が引き出されている状況および体験について考察した。観衆を楽しませる表現と方法について考えたとき、時間軸に沿ったリズム構造とそれによって惹起される「グルーヴ感」の存在が浮かび上がる。そこで、一定のテンポで計算可能なリズムに含まれるシンコペーションのズレについて、アニメーションの視聴的グルーヴ表現の分析を行った。研究を進めるなかで、計算に従う構造をもった表現以外にもグルーヴを感じさせるものがあることに気づき、目で見る、耳で聞く、体で感じる「体験」に注視する必要に行き当たった。そこで新たに「無拍」という概念と表現について考察し、研究とアニメーションの制作を平行して進めることとなった。というのも、「無拍」および「体験」には実際の制作体験も内容に含まれるからである。本発表では、構造的リズム表現とは異なる体験を得られる作品を作るにはどうすればよいか、という問いについて、実際に制作したアニメーション『やまなし』を参照しながら論説を行う予定である。
質疑応答(2:20〜2:30)
宮崎駿と〈視覚的叙述〉―『ハウルの動く城』を中心に(2:30〜3:20)対面発表
米村みゆき(専修大学)
要旨:宮崎駿によるアニメーション映画『ハウルの動く城』(2004年)について2つの点についてお話したい。1点めは、宮崎映画は〈視覚的叙述〉に大きな特徴があること、2点めは、同作に描かれたケアやエイジングの問題である。同作は、18歳の主人公が 90 歳の高齢者になり、ハウルの動く城で住民と共同生活をする話である。ほかの多くの宮崎映画と同様に、児童文学の「原作」をもとにして脚色された。その際、宮崎は視聴覚表現で文学作品における「行間」等を表現することを行っている。これを〈視覚的叙述〉として着目するとき、なかでも90歳の高齢女性になったソフィーがハウルの城で料理をしている場面は目をひく。高齢女性における恋愛の論点が描出されているからだ。エイジングの問題は、荒地の魔女の脚色など、宮崎によって意図的に演出されていることがわかる。
質疑応答(3:20〜3:30)
休憩(3:30−3:40)
映像玩具の科学研究会(3:40〜4:40)
“驚き盤”が意味する装置とその社会的変遷(3:40〜4:30)対面発表
橋本典久 (明治大学 総合数理学部)
要旨:現在”驚き盤”といえば、ジョセフ・プラトーらが考案した[Phenakistiscope]を指す名称として定着し、教科書などでも紹介されている。この”驚き盤”という名称は、古川タクが1975年に再現し、その際に命名したというのが定説となっている。しかし、それまではどのように呼ばれていたのだろうか?調査を行うと、明治〜昭和前半までは[Zoetrope]が”驚き盤”と呼ばれており、古川タクの再命名によって[Phenakistiscope]にすり替わったようだ。安政年間に長崎の出島で購入されたという記録に始まる”驚き盤”にまつわる概念や社会の変遷について発表を行う。
質疑応答(4:30-4:40)
映像心理学研究会・日本アニメーション学会心理研究部会(4:40〜5:40)
静止画の組み合わせによるアニメーションと仮現運動 〜「動き」を見るメカニズムについて(4:40〜5:30)対面発表
佐藤壮平(目白大学)
要旨:映画やアニメーションはコマ撮りの連続呈示によって視覚的に連続した動く視野像を表現することが可能である。この連続呈示に対して動きを見るメカニズムはapparent motion(仮現運動)によるものと説明されている。しかしアニメーションの中でも特にlimited animationの動きの説明として仮現運動の説明を直接当てはめると、一貫性に欠いた状況が生じる。特に3コマ打ちに動きが見えることを説明するのが困難である。一方視覚的な応答特性や信号解析の観点から、動きを構成する輝度差の勾配に対して、時空間周波数別に感度特性が異なるというMarr &Ullman(1981)やAdelson & Bergen(1985)の観点からより踏み込んだ形で説明することが可能である。これらの研究の紹介を通して、コマ送りに動きを見るメカニズムについて、静止画の連続呈示からanimationとして見えるための視覚情報の統合について紹介する。映像心理学研究
質疑応答(5:30−5:40)
5:40 閉会